小学校や中学校に上がるお子様やすでに小学校・中学校に通うお子様がいる場合、学区というものを知っておく必要があります。
学区とは、ある学校に通学する児童・生徒の居住地を限定したときの区域のことをいいます。
これは私立小学校・中学校には関係がなく、公立の小学校や中学校のみに関係があります。
公立学校は設立する地方公共団体の住民を対象とするため、その住民以外はその学校に入学・通学できないことが多いのです。
ただし、近年は越境入学が認められるケースもあります。
認められるケースとしては、学区内の学校よりも学区外の学校のほうが近い場合などです。
特に小学校低学年のうちは、あまり距離が遠いと子供の安全面などで心配なことが多くあります。
登下校の時間が長くなればなるほど帰宅時間も遅くなりやすくなります。
夜遅くに小さな子供を歩かせるのは不安ですよね。
よって、例外的に認められるのです。
しかし、原則認めない自治体も存在しますので、学区を知るうえできちんと確認しておきたいですね。
最近の傾向として、住む市や最寄りの学校次第で進学先への通学が困難なこともあるため、できるだけ認める方向に進んでいる市町村も少なくありません。