一般の物件よりも三割ほど安く購入できる競売物件ですが、当然のことながらデメリットもあります。
まず第一に注意しておかなくてはならないことは、購入後に欠陥が見つかっても補修費や契約取り消し等を訴えられないということです。
気に入った物件が見つかったとしてもすぐに飛びつくのではなく、しっかり見て検討してから購入を決めましょう。
購入後に不満を見つけ、嫌な思いをしてはせっかくのお得感が台無しですよね。
また第二に、現地視察、家庭裁判所訪問を行っていても必ず落札できるとは限らないということも忘れてはなりません。
たくさんの希望者がいれば、自分が落札できるとは限らないのです。
さらに、落札して所有権を得ても、先住者が不法占拠にて立ち退かないことがあるのも事実です。
落札をする前に、現時点で所有者はどのような状況にあるのかを、しっかり確認しておくことも大切です。
そのためには、裁判所の閲覧室にある、物件明細書・現地調査報告書・評価書の三点を確認することをオススメします。
競売物件は、低価格というメリットばかりではないということを肝に銘じておきましょう。