シロアリの被害は人目につくことが少ないので、気づいたときには手遅れになっているということもあります。
シロアリが巣食う家を見つけるためには、蟻道、蟻土、食跡や羽アリの注意が必要です。
シロアリは地中から蟻用の通り道を作り家に侵入してきます。
シロアリが侵入してくるこの道は蟻道と呼ばれています。
建物の基礎部分や束石、土台などに蟻道がついていないかを確認しましょう。
シロアリは自らに適した環境を作るため排出物や土砂を詰め、居心地が良い場所を作ります。
これを蟻土といいます。
家の周囲に暗く湿度が高いそうなところがあれば、蟻土ができていないかをしっかりと確認しましょう。
また、シロアリは、木材でも柔らかい部分を好み、硬い部分を嫌うという習性があります。
木材の柔らかい部分に食跡があればシロアリがいる可能性が高くなります。
家やその周辺でシロアリの羽アリが群れをなして飛んでいないかも、注意をして見ておきましょう。
羽アリ=シロアリというイメージを抱いている方は注意しましょう。
黒蟻にも羽アリがいます。
ただ、群れをなして飛んでいるとなるとおそらくシロアリです。
以上のような形跡でシロアリがいる気配を感じれば、早急に業者などに連絡して対応してもらいましょう。