色の使い方や家具の置き方で、同じ部屋でも印象が大きく変わります。
今回は、人間の目の錯覚を取り入れて、部屋を広く見せる3つのコツをご紹介します。
まず1つ目のコツは、明るい色の壁にすることです。
インテリアを考えるうえで、進出色と後退色という2つの概念があります。
進出色とは、実際よりも手前にせり出しているように見える色のことです。
逆に、後退色とは、実際より遠くに退いているように見える色のことです。
一概にこのカラーが進出色というものはなく、色の面積比などによって相対的に決まります。
一般に、明るい色の壁にし、家具などは濃い色のものを置けば、空間を広く感じさせることができると言われています。
続いて、2つ目のコツは、通り道を家具で遮らないようにすることです。
人がよく移動する道(生活動線)を、家具で妨げてしまわないようにしましょう。
床が見えるスペースを広くとることによって、スッキリとした印象になります。
最後に、3つ目のコツは、部屋に入ってすぐ目線が向かう位置にものを置かないようにすることです。
部屋の扉をあけてすぐ目に入る位置に家具を置いたりはしていませんか?
部屋の第一印象として、閉塞感のあるものとなってしまいます。
入ってすぐ目に入らない側の壁に家具を配置すると、空間が広がったように感じることができます。
このように、少しの工夫で部屋を広く見せることができます。