家を探すときは、その物件からスーパー、学校、病院などの主要な施設までどのくらいの距離があるか。
また、最寄りの駅や停留所までの所要時間がどれくらいか、など、周囲の状況や交通の利便性も気になるポイントです。
駅から近い物件は通勤や通学に便利で、とても人気がありますので、チラシなどに「駅から徒歩○分」と大きな文字でアピールされていることも多いですね。
では、この「徒歩○分」というのはどんな基準で決められているかご存知でしょうか。
もちろん適当に決めている訳ではなく、実際に誰かがその距離を歩いて計測した時間でもありません。
実は、不当表示防止のための法律によって基準が定められており、徒歩○分という場合は、道路距離に対して「分速80メートル」として表示しなければならない、とされています。
これは地図上で駅から物件までを線で繋いだ直線距離ではなく、実際にある道路を使った道路距離で表示しなければなりません。
人それぞれ歩く速さや歩幅の違いなどによって実際の時間とは違いがあるでしょうが、
この数字を覚えておくと、徒歩5分なので道路距離にすると400mだ、というような計算をすることができますので参考にしてみて下さい。