仲介手数料とは、土地や建物の売買などにあたり、不動産会社が受け取る手数料のことをいいます。
契約が決まった場合に、その成果に対する報酬として支払われるものです。
各不動産会社がそれぞれ自由に金額を決めているわけではなく、宅地建物取引業法により上限額が定められています。
不動産会社は、上限額までの範囲内であれば、自由に金額を決めることができます。
上限額は、その不動産の売買代金により、その金額の3%から5%の間で計算され、そこに消費税が加算されます。
仲介手数料は成功報酬であるため、契約が成立しなかった場合や取り消しになった場合には請求されることはありません。
売買契約書を取り交わし、手付金を支払ったあとで解約をすると、住宅ローンが通らなかった場合の特約など、特定の事由でない限り、通常は仲介手数料が発生します。
宅地建物取引業者の免許を持たない者が仲介手数料を請求すると、法令違反になります。
不動産会社の事務所には、この宅地建物取引業者である標識や、報酬額表が掲示されていますので、最初に確認しておくと安心です。