不動産を購入する時には、新築物件と中古物件には購入時の諸費用の違いがあります。購入時に支払う事になる諸費用は、新築物件の方が中古物件よりも諸費用の合計金額が安くなります。物件価格が同じ場合、新築物件を購入する時の方が約80万円程諸費用が安くなるので、中古物件を購入する時には諸費用を多めに計算しておく事が必要です。
これは、中古と新築の税金の違いのためで、築年数の古くなる中古物件の方が不動産取得税が新築物件よりも高くなります。物件価格が同じでも新築の方が不動産取得税が安くなるのは、不動産を購入する時に一定の基準を満たした場合、取得税の控除を受ける事ができるためです。控除額は物件の築年数が新しいほど大きくなるので、物件価格が同じ場合でも新築の方が安くなります。
不動産を購入する時にかかる消費税も、中古と新築とでは違いが出てきます。新築の場合は、建物や仲介手数料に消費税がかかります。中古の場合は、売主が個人の場合、物件価格は消費税は課税対象外になります。消費税は仲介手数料にだけかかる事になるので、新築の方が消費税は高くなります。消費税や不動産取得税の課税の仕方が違うため、中古と新築の手数料の違いが出てきます。