新築の戸建て住宅を設計する際に、間取り図で失敗しないためのポイントはいくつかあります。
まず、施主の要望の明確化が図面上でされているかをチェックすることです。この要望内容を見落としてしまいますと、要望が反映されていない設計図のまま確認申請が行われ、その間取りで施工が始まってしまいます。ですから、要望の明確化をして、しっかりと目的に合った間取りとなるようにすることが重要です。
次に重要となるのが、間取り図に使われる用語理解をすることです。建築には様々な専門用語があります。その用語の意味を理解しないままですと、どのような部屋なのか、また、戸建住宅にどのような設備が設置される予定なのかをチェックすることが出来ません。図面に記載の内容を隅々までチェックできるようにするためにも、間取り図に使われる用語理解は必要不可欠です。
そして、良い間取りとは何か?ということをしっかりと理解しておくことです。使い勝手の良い間取りを良い間取りとするのか、それとも見栄えを重視した間取りを良い間取りとするかは人それぞれですが、竣工してから後悔しないためにも、設計の段階で良い間取りについて十分に検討し、間取り図に反映させることが重要となるのです。